大都市圏中心ではない、地域の自律的経済圏のありかたを模索する動きが活発化している。
担い手は、地元の人々だけではない。圏外からの転職者、移住者をともなうケースも見られる。これは必ずしも地元への帰還でも、移り住む先にツテがあったわけでもなく、そこでの生活の仕方への関心と、多様な動機から寄り集まっている。
地域のなかに異質なものが入りこみ、漸進的な変化(インクリメンタル・イノヴェーション incremental innovation )が起こる。ころどころで非連続なラディカル・イノヴェーション radical innovation を体現する地域も出てくるだろう。従来みられた地元民中心の地域経済圏ではない、新たな地域経済圏の形成に向けた動き。分散型社会が始まった。
◉ グローバル・パラドクス│まれびとの出現│小さな場所の革新的取組│物語と場所の関係
◉ 設樂剛事務所