shidara press

Some postcards for a post-disciplinary approach —新しい「知と方法」へ—

タグ: 未来社会

潰れてかまわない

by shidarapress

ぜひとも慶應義塾を永久に残しておかなければならない、という義務もなければ名誉心もない。はじめから、揺るぎなくそう思っている。だから世の中に怖いものがない 234。 福沢は別のところで、こうも語っている「塾(慶應義塾のこと)の盛衰に気を揉むようなバカなことはしないと、腹の底に極端の覚悟を決め、塾を開いた。そのときから、いつでもこの塾を潰してしまおうと始終考えているから、少しも怖いことはない」と 307 自分が開いた塾の盛衰に一喜一憂することなど愚かなことであるし、未来社会の役にたたず、周囲からの支持がなくなれば、自ずからなくなって当然ではないかと考えていたわけだ。

技術力と行動力だけでは不十分

by shidarapress

IBMの初代社長トマス・ワトスン・シニア(Thomas John Watson Sr, 1874-1956)。彼はコンピュータが普及する前に、この世を去ります。しかし彼は、亡くなる40年ほど前に「データ処理」なるものについて語っていました。当時ほとんどの人びとが理解できなかったことです。彼が経営者として発揮したのは「新しい認識」でした。それによって、誰も注意を払わず、したがって誰も知らず、誰も活用しようとしないものを、ビジネスの次なる領域としました。その後、IBMは大きく躍進します。これは、新しい認識と起業家的な行動力と技術力とが組み合わさることで、未来の経済、社会、文化がおおきく変化していく可能性を物語るものです。

設樂剛事務所

技術力と行動力だけでは不十分

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1956年、彼はコンピュータが普及する前に、この世を去った。しかし彼は、亡くなる40年ほど前に「データ処理」なるものについて語っていた。当時ほとんどの人びとが理解できなかったことだ。彼が経営者として発揮したのは「新しい認識」であった。それによって、誰も注意を払わず、したがって誰も知らず、誰も活用しようとしないものを、ビジネスの次なる領域としたのである。その後、同社は大きく躍進する。 

これは〈新しい認識〉と〈起業家的な行動力〉と〈技術力〉とが組み合わさることで、未来の経済、社会、文化がおおきく変化していく可能性を物語るものだ。ここに登場する「彼」こそ、IBMの初代社長トマス・ワトスン・シニア(Thomas John Watson Sr, 1874-1956)であった。