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Some postcards for a post-disciplinary approach —新しい「知と方法」へ—

タグ: 設樂 剛

ヘミングウェイの最初の愛読者

by shidarapress

フランス人で、ヘミングウェイの最初の愛読者が、アドリエンヌ・モニエ(Adrienne Monnier, 1892~1955)だった。彼女こそは、フランス語で、彼の短編集を出版した最初の人物として知られている。短編『不敗の人々』( The Undefeated )を、彼女は自分の雑誌「ル・ナヴィール・ダルジャン」に掲載する。

この話は、シルヴィア・ビーチ著(中山末喜 訳)『シェイクスピア・アンド・カンパニイ書店』、第9章「私の最良のお客様」に登場する。

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マーケティングの新展開

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企業が単独で価値をつくりだしているという発想は、もはや有効ではなくなってしまいました。より現代的な意味での「マーケティング」とは、供給サイドだけが生みだすのではなく、需要サイドも参加して、ともにあたらしい価値を生みだす協働作業、ないし多数多様なアクターが関わり合う創造的な離合集散のプロセスです。需給両者の関わり合い、のみならず第3者による参加・関与と、それを超えた社会的ネットワーク、さらに自然界を含めた、より広く複雑な、流動する関係の網の目から、有効な解決策も、地域や生活革新の方法も、あらたな価値も湧きでてくるようになりました。

◉関連リンク 需要サイドの参加・関与「ブラーリング」現象多様性への投資

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平均値から多様性へ

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平均値だとか、頻度が高いとかいうことが意味をもつのは、社会のなかで類似性や均質性が高く、かつ、さまざまな事象が正規分布のかたちで起こっていた時代の話です。個別化、分散化、多様化がテーマとなる時代では価値創造の重要な指標とは言いがたいものです。

◉関連リンク 人間を発見する時代多様性への投資

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人間を発見する時代:ダイバーシティ

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ダイバーシティ(多様性)という見方の登場は、単純に男と女を論ずるよりも、その人らしさをみつめること、人間を発見する時代が到来したことを告げています。だから、顧客理解のしかたや製品開発のありかたが変わり、さまざまな雇用システムやライフスタイルがあっていいことになります。こうして、あらたな可能性が一度ひらかれることで、社会は衣替えをしていくことになります。

◉関連リンク 多様性への投資平均値から多様性へCDO( Chief  Diversity  Officer )

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政府と市場の失敗を超えて

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複雑化したこの社会で、われわれが、より望ましいライフスタイルをつくっていくためには、企業が提供する製品とサービスだけではきわめて不十分です。どこかにミスマッチがあります。「市場の失敗」と呼ばれます。他方、政府や行政の提供するサービスや情報も不完全で、不十分です。「政府の失敗」です。これらのミスマッチを補い、隙間を埋めてくれるのは、かならずしも経済的動機づけを出発点としない、多様な個人的動機づけによる、ボランタリーな活動でしょう。じぶん自身が喜びを感じられる活動で、かつ社会的・公共的課題に応えうるような自発的活動の数々から、新しい動き(イノベーション)が現れています。

◉関連リンク 市場主義とボランタリー経済共益企業ナラティブ・アプローチ

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NPOの役目

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人びとの「生活の質」を改善するために、政府と企業ではカバーできない領域にNPOは切り込んでいく。ステイクホルダーとの「関係づくり」を確かなものにし、新しい需要と価値を創造するマーケティングを自在に使いこなすことで、NPOはまだまだ発展の余地がある。ただし、関わり合った周囲ともども変化・発展していくには、相互的な「共同学習」の考え方が必要だろう。現代では、一方向的に教え育てる「教育」効果は薄い。

◉関連リンク 「ブラーリング」現象人間を発見する時代互酬性 ( reciprocity )平均値から多様性へ方法としての対話政府と市場の失敗を超えて地域の自律的経済圏ナラティブ・アプローチ

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ネットワークにひびく声

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ソーシャル・ネットワークというのは、おおきな権力で動くのではなく、「おーい」といって、声が届くぐらいの範囲で動いていく。

◉関連リンク モノいわぬ顧客たちの変貌方法としての対話創発社会の特徴

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「小さな場所」の革新的取組

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課題解決といっても、電話1本で済む話もあれば、すぐに成し遂げられないものもあります。この、すぐにはできないということを出発点にしながら、より望ましい状態をつくりだすために、人びとの知と行動をていねいに結んできた、革新的かつ着実なとりくみがあります。ソーシャル・メディアの出現によって、「小さな場所」で起こった、そうしたヒューマンな活動が、次第に人びとの耳にきこえるようになってきました。

◉関連リンク 地域の自律的経済圏グローバル・パラドクス

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小さな場所の革新的取組

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1    課題解決といっても、

2    電話1本で済む話もあれば、

3    すぐに成し遂げられないものもある。

4    この、すぐにはできないということを出発点にしながら、

5    より望ましい状態をつくりだすために、

6    人びとの知と行動を丁寧に結んできた、

7    革新的かつ着実なとりくみが、あちこちに点在している。

8    多様なメディアの出現と交叉によって、

9    小さな場所で起こったそうしたヒューマンな活動が、

10  次第に人びとの耳にきこえるようになってきました。

 


 

方法としての「対話」

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近代社会、とりわけ近代産業社会の特色は、与える側(供給サイド)と、受ける側(需要サイド)が、はっきりと別れていたことでした。生産者と消費者、売り手と買い手、自治体と市民、教師と学生、芸術家と鑑賞者、医師と患者など、というようにです。

これに対して、現代社会の特徴は、こうした素朴な2分化ないし2極化が終わり、一方的な説得、情報発信、商品生産と販売促進(売り込み)が、かつてほどの有効性を失いつつあることです。代わって、受け手と与え手が目線をあわせ、相互に関わりあい、より望ましい結果や効果、そして予期せざる新たな成果を生み出そうとするアプローチとして、方法としての「対話」が、あらためて重要視されるようになってきました。

◉関連リンク 横行する顧客のドグマ不思議なビジネス常套句新しい発言者たちの出現

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