shidara press

Some postcards for a post-disciplinary approach —新しい「知と方法」へ—

タグ: 思考

中間領域という未開の地

by shidarapress

「AかBか」や「あれかこれか」の二者択一ではなく、あいだや境界に生まれる価値にこそ注目したい。

◉ かつてミケーネと呼ばれる文明があった。作者が判明している史上最古の物語『イリアス』の原型を探ると、ここにたどり着く。栄えたその場所が面白い。エジプトやメソポタミアを中心とするオリエントと、ヨーロッパ文明の《中間領域》に位置している。この地域は地中海型の温暖な気候で、空気が澄み、島影を見失わずに安全に航海ができた。このため先進のオリエントと海上交通で結ばれ、この地からヨーロッパの他の地域よりはるかに早く高度の文化が開けていく。

思考のイノベーション

by shidarapress

私の夢はじつに変化の多い、賑やかな夢でした。ヒョイッと外に飛び出して故郷を見捨てるのみか、幼いころから教育された漢学流の教えさえも打ち破って、西洋学に入門し、変わった本を読み、変わった人と交わり、自由自在に運動して、2度も3度も海外に渡航するうち、考え方はだんだんと広がっていって、藩というものはもちろん、日本が狭く見えるようになってきたのは、なんとも賑やかなことで、大きな変化ではないでしょうか。私は洋学を修めて、その後どうやら人に不義理にせず、衣食さえあれば大願成就と思ってたところに、明治維新。いよいよこの国を開いて、本当の開国となったのは有り難いと思いました。315