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Some postcards for a post-disciplinary approach —新しい「知と方法」へ—

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徳と知を極めるために

by shidarapress

諸君の生まれを考えてみよ。獣のように生きるために君らは造られてはいない、徳と知を極めるために造られたのだ。

ダンテ『神曲』.「地獄篇」第26歌(原基晶訳, 講談社学術文庫, 2014年)

エクソフォニー

by shidarapress

エクソフォニーという言葉は新鮮で、気に入った。この世界にはいろいろな音楽が鳴っているが、自分を包んでいる母語の響きから、ちょっと外に出てみると、どんな音楽が聞こえはじめるのか。それは冒険でもある。これは「外国人文学」とか「移民文学」などという発想と似ているようで、じつは正反対かもしれない。「外から人が入ってきて自分たちの言葉をつかって書いている」という受け止めかたが「外国人文学」や「移民文学」という言い方に現れているとしたら、「自分を包んでいる(縛っている)母語の外にどうやって出るか? 出たらどうなるか?」という創作の場からの好奇心にあふれた冒険的な発想が「エクソフォン文学」だとわたしは解釈した。

多和田葉子

言語のあいだの詩的な峡谷

by shidarapress

ことばそのものよりも2カ国語のあいだの狭間そのものが大切であるような気がする。わたしはA語でもB語でも書く作家になりたいのではなく、むしろA語とB語の間に、詩的な峡谷をみつけて落ちていきたいのかもしれない。

多和田葉子

島が大陸を動かす日

by shidarapress

「台湾統合」という中国の野望を打ち砕いた蔡新総裁。中国はあらゆる手を尽くして民進党政権に圧力をかけ「ひとつの中国」という原則を受け入れさせようとした。1.中国から台湾への観光客は激減し、2.多くの分野で商談はストップした。3.WHO(世界保健機関)の年次総会に、台湾が出席することにも横やりを入れた。4.台湾の近くで大規模な上陸作戦の軍事演習もやって見せた。5.さまざまなルートを通じて、最悪の事態を想定しろとのメッセージを送りもした。

だが効き目はなかった。予想どおり、蔡は就任演説で「ひとつの中国」に触れなかった。彼女を選んだ有権者は熱狂した。台湾の人びとは中国の脅しに屈せず、新総裁も屈しなかった。中国の外交エリートたちはかつて、世界における中国の役割を拡大することに十分な時間を割くことができた。今後、彼らの活動は、本土の近くで起こる厄介な問題に妨げられるだろう。これからは台湾の新政権が、何かにつけ中国を振り回す番だ。主導権は、もはや中国にはない。主役を奪った蔡英文が、ルール変更を中国に迫る。

Newsweek, 2016.6.7, p.27-29

ASEANとロシア

by shidarapress

ロシアは、自分の存在がかすんでしまう東アジア首脳会議のような集まりはやり過ごし、自分が主人公になる場をきちんと整えてきた。ASEAN・ロシア首脳会議、共同協力委員会など、話し合いのメカニズムをずいぶん整えてきたのである。目立たないながらも、対ASEAN外交の布石を、着々と打ってきたことになる。

ウクライナ問題で西側から制裁を受けているロシアは、「東方外交重視」を掲げている。だが、あまり中国に依存すると、代わりに何を要求されるか分からない。日本とも北方領土問題が片づいていない。だからASEANは、ロシアにとって「東方」の重要な一環となる。

何しろASEAN諸国の力はまちまちだが、ひとつにまとまると大きな力をもつ。人口は6億を超え、GDP総計が2兆4780億ドル。これは、現在のロシアGDPの約2.2倍にあたる。ASEANという「ブランド」はかなりの価値をもっている。

国際関係で武力に訴えがちのロシアが、こうしてASEANと経済を前面に立てた関係を推進しているのは、歓迎すべきこと。アジア・太平洋地域の安定維持、航海路の安全維持に、ロシアも組み込んでいけばいい。

ロシアのプーチン大統領は5月20日、ロシア南部のソチで、ASEANに加盟する10か国の首脳らを招いた。ロシアが主導する「ユーラシア経済同盟」との地域間の経済協力などを協議する。

Newsweek, 2016.5.31, p.15 + NHK News Web, 2016.5.21

設樂剛事務所

ケイマン諸島の労働構造

by shidarapress

カリブ海のオフショア金融センターであるケイマン諸島は、一人あたりGDPが南北アメリカで4番目に高いが貧困地区も存在する。労働力の55%を占める外国人も、サービス業に従事する低賃金層と、金融業の高賃金層に分かれている。

Newsweek, 2016.5.31, p.46

設樂剛事務所

アーンスト・アンド・ヤング

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会計事務所アーンスト・アンド・ヤング(本社ロンドン)。同社は08年に米証券大手リーマン・ブラザーズが経営破綻した当時、監査を手がけていた。同社とプライスウォーターハウスクーパーズ、デロイト、KPMGの「ビッグ4(四大会計事務所)」は、租税回避を支える存在として、しばしば批判される。

Newsweek, 2016.5.31, p.47

設樂剛事務所

認識のデザイン

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第3カーブ・マーケティングでは「認識と経験」のデザインが重視される。認識のデザインとは、たとえば次のようなものが含まれる。

Q:オバマ大統領の広島訪問について、どう考えるか。

A:将来に向かって、核兵器を使うことが不幸だという認識を世界中が持ち始めたのはいいことだ。

 

設樂剛事務所

 

 

流動する世界と核問題

by shidarapress

昨日の講演で、現代社会の特徴のひとつとして、流動性(Liquidity)について取りあげた。そのあとに読んだ記事では、次のように書かれている。

71年前、原爆が広島と長崎に投下され、その圧倒的な破壊力に誰もが戦慄した一方で、第2次大戦の戦勝国らは、競うように禁断の兵器を開発し続けた。冷戦時代に幕が下りると、10年ほどは核戦争の脅威が後退したかにみえた時期もあった。

しかし、今は違う。核の脅威はむしろ冷戦期よりも高まってるとさえいえる。冷戦当時と違って、現在は大国間の力関係が流動化している。核をもつ国はもはや大国に限られず、今は北朝鮮のような狂気じみた独裁国家や、パキスタンのように不安定な国家が核をもつ時代だ。

にもかかわらず、世界の核問題に対する感覚は麻痺する一方だ。
唯一の被爆国・日本でさえも、だ。

横田 孝(Newsweek編集長)「オバマの広島訪問と日米の過去との対話」Newsweek, 2016.5.31, p.22

新しい、よい比喩。

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新しい、よい比喩は世界に対する見方を再編成する。人間は現実世界をよりよく知り、より扱いやすくし、より生きやすくなるように、比喩を使う。

井上ひさし

New Metaphor

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