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Some postcards for a post-disciplinary approach —新しい「知と方法」へ—

カテゴリー: 未分類

人工知能がもたらす社会的影響

by shidarapress

I. J. グッド(I. J. Good, 1916-2009)は、論文『最初の超知能マシンに関する思索』を書く以前の1962年に、『この科学者は思索する』という本を編集した。そしてそのある章に、のちに導く超知能の考え方を先取りするかのように『人工知能がもたらす社会的影響』というタイトルをつけた。グッドは、50年近くのちにスティーヴ・オモアンドロが論じたのと同じように、知能マシンが取り組むべき数々の問題のなかには、その知能マシン自体が、地球上に破壊的なかたちで出現したことで引き起こされる問題が含まれていることに気づいたのだ。

ジェイムズ・バラット(James Barrat)

◉設樂剛事務所

徳と知を極めるために

by shidarapress

諸君の生まれを考えてみよ。獣のように生きるために君らは造られてはいない、徳と知を極めるために造られたのだ。

ダンテ『神曲』.「地獄篇」第26歌(原基晶訳, 講談社学術文庫, 2014年)

エクソフォニー

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エクソフォニーという言葉は新鮮で、気に入った。この世界にはいろいろな音楽が鳴っているが、自分を包んでいる母語の響きから、ちょっと外に出てみると、どんな音楽が聞こえはじめるのか。それは冒険でもある。これは「外国人文学」とか「移民文学」などという発想と似ているようで、じつは正反対かもしれない。「外から人が入ってきて自分たちの言葉をつかって書いている」という受け止めかたが「外国人文学」や「移民文学」という言い方に現れているとしたら、「自分を包んでいる(縛っている)母語の外にどうやって出るか? 出たらどうなるか?」という創作の場からの好奇心にあふれた冒険的な発想が「エクソフォン文学」だとわたしは解釈した。

多和田葉子

言語のあいだの詩的な峡谷

by shidarapress

ことばそのものよりも2カ国語のあいだの狭間そのものが大切であるような気がする。わたしはA語でもB語でも書く作家になりたいのではなく、むしろA語とB語の間に、詩的な峡谷をみつけて落ちていきたいのかもしれない。

多和田葉子

島が大陸を動かす日

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「台湾統合」という中国の野望を打ち砕いた蔡新総裁。中国はあらゆる手を尽くして民進党政権に圧力をかけ「ひとつの中国」という原則を受け入れさせようとした。1.中国から台湾への観光客は激減し、2.多くの分野で商談はストップした。3.WHO(世界保健機関)の年次総会に、台湾が出席することにも横やりを入れた。4.台湾の近くで大規模な上陸作戦の軍事演習もやって見せた。5.さまざまなルートを通じて、最悪の事態を想定しろとのメッセージを送りもした。

だが効き目はなかった。予想どおり、蔡は就任演説で「ひとつの中国」に触れなかった。彼女を選んだ有権者は熱狂した。台湾の人びとは中国の脅しに屈せず、新総裁も屈しなかった。中国の外交エリートたちはかつて、世界における中国の役割を拡大することに十分な時間を割くことができた。今後、彼らの活動は、本土の近くで起こる厄介な問題に妨げられるだろう。これからは台湾の新政権が、何かにつけ中国を振り回す番だ。主導権は、もはや中国にはない。主役を奪った蔡英文が、ルール変更を中国に迫る。

Newsweek, 2016.6.7, p.27-29

ASEANとロシア

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ロシアは、自分の存在がかすんでしまう東アジア首脳会議のような集まりはやり過ごし、自分が主人公になる場をきちんと整えてきた。ASEAN・ロシア首脳会議、共同協力委員会など、話し合いのメカニズムをずいぶん整えてきたのである。目立たないながらも、対ASEAN外交の布石を、着々と打ってきたことになる。

ウクライナ問題で西側から制裁を受けているロシアは、「東方外交重視」を掲げている。だが、あまり中国に依存すると、代わりに何を要求されるか分からない。日本とも北方領土問題が片づいていない。だからASEANは、ロシアにとって「東方」の重要な一環となる。

何しろASEAN諸国の力はまちまちだが、ひとつにまとまると大きな力をもつ。人口は6億を超え、GDP総計が2兆4780億ドル。これは、現在のロシアGDPの約2.2倍にあたる。ASEANという「ブランド」はかなりの価値をもっている。

国際関係で武力に訴えがちのロシアが、こうしてASEANと経済を前面に立てた関係を推進しているのは、歓迎すべきこと。アジア・太平洋地域の安定維持、航海路の安全維持に、ロシアも組み込んでいけばいい。

ロシアのプーチン大統領は5月20日、ロシア南部のソチで、ASEANに加盟する10か国の首脳らを招いた。ロシアが主導する「ユーラシア経済同盟」との地域間の経済協力などを協議する。

Newsweek, 2016.5.31, p.15 + NHK News Web, 2016.5.21

設樂剛事務所

ケイマン諸島の労働構造

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カリブ海のオフショア金融センターであるケイマン諸島は、一人あたりGDPが南北アメリカで4番目に高いが貧困地区も存在する。労働力の55%を占める外国人も、サービス業に従事する低賃金層と、金融業の高賃金層に分かれている。

Newsweek, 2016.5.31, p.46

設樂剛事務所

アーンスト・アンド・ヤング

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会計事務所アーンスト・アンド・ヤング(本社ロンドン)。同社は08年に米証券大手リーマン・ブラザーズが経営破綻した当時、監査を手がけていた。同社とプライスウォーターハウスクーパーズ、デロイト、KPMGの「ビッグ4(四大会計事務所)」は、租税回避を支える存在として、しばしば批判される。

Newsweek, 2016.5.31, p.47

設樂剛事務所

最悪のシナリオ(国際空港編)

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もしも空港職員がテロリストと結託していたら——。空港当局が想定する最悪のシナリオだ。

当局はかねてから、テロ組織ISIS(自称イスラム国、別名ISIL)などと通じた空港職員が、彼らに協力する可能性を危惧してきた。

昨年11月のパリ同時多発テロ後には、シャルル・ド・ゴール国際空港の特別区域への立入が許可される職員約8万6000人の再審査が行われ、10人以上が許可を取り消された。理由はイスラム主義やテロ関連団体とのつながりだ。

先週(2016年5月16日)、パリ発カイロ行きのエジプト航空機804便が、地中海上で消息を絶った。断定はできないが、テロとの疑いは強まっている。となれば、目下、世界有数の厳戒態勢にあるパリのシャルル・ド・ゴール国際空港でも、テロを未然に防げなかったことになる。

Newsweek, 2016.5.31, p.8

 

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認識のデザイン

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第3カーブ・マーケティングでは「認識と経験」のデザインが重視される。認識のデザインとは、たとえば次のようなものが含まれる。

Q:オバマ大統領の広島訪問について、どう考えるか。

A:将来に向かって、核兵器を使うことが不幸だという認識を世界中が持ち始めたのはいいことだ。

 

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