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Some postcards for a post-disciplinary approach —新しい「知と方法」へ—

カテゴリー: 未分類

流動する世界と核問題

by shidarapress

昨日の講演で、現代社会の特徴のひとつとして、流動性(Liquidity)について取りあげた。そのあとに読んだ記事では、次のように書かれている。

71年前、原爆が広島と長崎に投下され、その圧倒的な破壊力に誰もが戦慄した一方で、第2次大戦の戦勝国らは、競うように禁断の兵器を開発し続けた。冷戦時代に幕が下りると、10年ほどは核戦争の脅威が後退したかにみえた時期もあった。

しかし、今は違う。核の脅威はむしろ冷戦期よりも高まってるとさえいえる。冷戦当時と違って、現在は大国間の力関係が流動化している。核をもつ国はもはや大国に限られず、今は北朝鮮のような狂気じみた独裁国家や、パキスタンのように不安定な国家が核をもつ時代だ。

にもかかわらず、世界の核問題に対する感覚は麻痺する一方だ。
唯一の被爆国・日本でさえも、だ。

横田 孝(Newsweek編集長)「オバマの広島訪問と日米の過去との対話」Newsweek, 2016.5.31, p.22

新しい、よい比喩。

by shidarapress

新しい、よい比喩は世界に対する見方を再編成する。人間は現実世界をよりよく知り、より扱いやすくし、より生きやすくなるように、比喩を使う。

井上ひさし

New Metaphor

設樂剛事務所

New Metaphor

by shidarapress

He realizes that he’s describing his relationship with business in another way, that he has introduced a new metaphor. Until now the analogy had always been militaristic: strategy, tactics, and target.

ビジネスと自分との関係を別の言葉で表現していること、新しいメタファーを取り入れたことに彼は気づく。それまでは戦略、戦術、標的など、軍事的な表現ばかりだった。

 

設樂剛事務所

魔女ジェニファとわたし

by shidarapress

その後、エリザベスは、熱を出して寝込んでしまった。人間が節目を乗りこえるとき、身体の不調をきたすことは多い。体もつくり変えられるために、発熱したり、休養したりすることが必要なのであろう。

河合隼雄( E.L.カニグズバーグ『魔女ジェニファとわたし』を引きあいに )

ドン・カルロ

by shidarapress

オペラ「ドン・カルロ」の中で、フェリペ2世は、次のように歌う。「頭上には王冠が重くのしかかっている。わたしの苦悩と悲しみをしってくれ」。責任ある仕事をしようとする人なら、彼でなくても、“王冠の重さ”を感じるときがある。だが、仕事を全うすることでしか、この苦悩を超えていくことはできない。

 

設樂剛事務所

人間と言葉の関係

by shidarapress

“You have to wait,” my mother would say. “These things are too big for you.” She is right. I can’t walk in the shoes. The neckless feels heavy, I stumble on the hem of the dress. Although the fur coat is stylish, I’m sweating inside it.   母親はきっとこう言うだろう。「待ちなさい。こんな服は、あなたには大きすぎます」彼女の言うとおりだ。私には母の靴を履いて自然に歩くことはできない。ネックレスは重すぎるし、服の裾につまずいてしまう。毛皮を着たら、どんなにエレガントでも、汗をかく。

Dictionary

by shidarapress

I think a dictionary is the most important. Without it I can’t go out. I consider it  a special text, full of secrets, of discoveries. This book allows me to open the door of a new business epistemology.

いちばん重要なのは辞書だと思う。それなしに外出することはできない。秘密と発見にあふれた特別な書物だと思う。この本のおかげで、新たなビジネス認識を開くことができる。

福沢諭吉と京都(2)

by shidarapress

福沢諭吉が、門下生の早矢仕有的とともに京都入りする。三条御幸町の松屋に泊まった。明治5年5月1日、京都府下の学校を視察。6日『京都学校の記』を起草、10日には大阪へ。10日間の京都滞在中、槙村正直が、福沢をたずねに松屋にやってきた。

『福沢諭吉伝』に、こう記されている。

「宿屋の松屋では、先生が泊まられたときの身なりが粗末なのを見て、田舎の客と思い、ろくに待遇もしなかったところ、槙村知事が尋ねてきたのではじめて先生たることを知り、大いに恐縮して、にわかに座敷をかえるなど大騒ぎをした」

 

多田建次『京都集書院』玉川大学出版部, 1998より編集・作成

福沢諭吉と京都(1)

by shidarapress

日本初の公共図書館設立までのプロセスを追うと、福沢諭吉の積極的な関与が明らかになる。福沢は10日間の京都滞在のうちに、京都府の槙村正直にたいして、社会教育の振興をうながした。それ以前にも、民間での図書館新設の動きがあったのだが、福沢はここにも関与している。大黒屋太郎左衛門(京都書籍会社)と村上勘兵衛(御用書林)らによる書集会社の創業の際に、「書集会社基本」という設立趣意書と規則書を書き与えている。

この自説について、著者は次のような断りをしている。

「私があえて大胆に『書集会社基本』福沢執筆説をとなえたことにたいして、所詮状況証拠をならべたにすぎず、決定的な根拠に欠けるとの批判があることは、十分承知している。(中略)大黒屋・村上両名が、福沢にことわることなく、彼の著作を換骨奪胎し、その文体をたくみにまねて、『書集会社基本』をまとめ上げただけのことなのかもしれない」(p.201)

 

多田建次『京都集書院』玉川大学出版部, 1998より編集・作成

中空構造の欠点

by shidarapress

山田:すると中空構造の欠点はどうなりますか。

河合:中空構造は中心への侵入を許しやすい、という点でしょうね。

山田:どうやったらその欠点を補えるでしょうか。

河合:そうですね、この欠点をカバーするなら、ひとつの方法として、中心となるものは存在するけれど、それはまったく力をもたないというシステムが考えられるでしょうね。

山田:と、いいますと?

河合:つまりですね、大事なのは2つあって、1つは、中心にいる人、あるいは第一人者それ自体は空性の体現者として存在しているということ、もう1つは、無用な侵入に対しては、周囲の者がその中心を擁して戦うということですね。

山田:中空構造では、中心は力をもたない?

河合:そうです。このとき、その中心は極めて強力なように見えるんですが、それ自身は力をもたないところが特徴なんですね。

 

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