構造化し構造化される構造

投稿者: shidarapress

「政治や経済などさまざまな次元で、フランス、イギリス、アメリカは、より自由主義的です。なぜそうなのかといえば、彼らの家族構造がそう促しているからです。いいかえれば『自由』を『強制』されているのです。『絶対核家族』のアングロサクソン世界の平均的個人は、あらかじめ『自由』に向かうよう方向づけられており、権威主義を許されていません。イギリスでは、ファシストになりたくても、ファシストになるのはむずかしい笑。共産主義者になることもむずかしく、もし共産主義者だったら、気が狂っていると思われてしまう。彼らは、家族構造ゆえに自由なのです。『自由である』というより、『自由でないことができない』のです」

「私のテーゼは『自由』というものをこのように位置づけるため、『絶対的自由』の観念と真正面から衝突します。『自由』という観念にこだわる社会の人びとほど、『構造決定論』を嫌い、家族構造によって『自由』が意識づけられていることを拒否するのです。自分がなぜ自由なのかを自覚できないのです」 エマニュエル・トッド

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