物語と人間社会
by shidarapress
人間は、物語を使って、膨大な情報を保存してきました。そこには世界や人間の見方、社会や自然や宇宙との関わり方といった情報がアーカイブされてきました。人間の共同社会は、そうした物語をそれぞれに抱えながら営まれています。
今日、企業行動を、需要と供給の2つに分けて理解するしかたでは、あまりに単純な場合があります。そのときには、あらためてビジネス活動を、もっと多元的なもの、つまり、多様なアクターが多数多層に関わりあう、流動する「関係ネットワーク」のなかに位置づけて理解する必要があります。数多くのビジネス用語もまた、こうした「複雑ネットワーク(complex networks)」の観点から定義し直す(認識し直す)ことが必要だと考えられます。
変化創造のカギとなる「インターミディエイター」は、異なる集団のあいだ・界面を自在に動きます。例えば、部門Aと部門B、グループ企業内の企業Cと企業D、あるいは地域Eと地域Fなど、異なる領域のあいだを行き来しています。この境界をまたぐ行為、行ったり来たりという行為が、双方に新たな情報や洞察をもたらすことになります。その過程で多様な人びとの「関係づくり」が模索され、促進されます。「あいだ」から創造するひとは、その両側を変えていく可能性をもっています。
◉関連リンク Intermediatorの貢献