shidara press

Some postcards for a post-disciplinary approach —新しい「知と方法」へ—

タグ: 緒方塾

役割の発生と交替

by shidarapress

緒方塾の塾生は、原書の写本に慣れているから、ひとりが原書を読むと、ひとりはこれを聞いて写すことができました。そこでひとりは読む、ひとりは写すことにして、写す者が少し疲れて筆が鈍ってくるとすぐ他の者が交替して、その疲れた者は朝でも昼でもすぐに寝る。こういう仕組みにして、昼夜を問わず、食事をするあいだもタバコを吸うあいだも休まず、寸暇も惜しんで、だいたい2日3日のうちに、エレキテルのところはいうまでもなく、図も写し、読み合わせもできてしまって、写した枚数はだいたい150〜160ページはあったと思います。90-91

Overnight Reading

by shidarapress

それから緒方の塾に入ってからどうしていたか。夕方食事のころにもし酒があれば、それを飲んで寝る。ひと眠りして目が覚めるのが、いまでいえば夜の10時か10時過ぎ。それからヒョイと起きて本を読む。夜明けまで本を読んでいて、台所のほうで塾の料理担当がコトコトご飯を焚いて支度をする音が聞こえると、それを合図にまた寝る。寝てちょうど朝ご飯の出来上がったころに起きて、そのまま銭湯に行って朝風呂につかり、それから塾に帰って朝食を食べてまた本を読むというのが、だいたい緒方の塾にいるときにやっていたことでした。81