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Some postcards for a post-disciplinary approach —新しい「知と方法」へ—

タグ: ヨーロッパ

イリアスとエーゲ文明

by shidarapress

『イリアス』の成立時期は判然としない。一説には紀元前8世紀半ばごろ(紀元前750年ごろ)につくられたとされる。その後、紀元前6世紀後半のアテナイで文字化され、紀元前2世紀のアレキサンドリアにおいて、今日のかたちにまとめられた、という。

ブリタニカ国際百科事典には、紀元前8世紀半ばごろの成立としながらも、原型はさらに遠くミケーネ時代(Mykēnai)に遡るという記述がある。ミケーネ文明とはエーゲ文明であり、地中海東部のエーゲ海周辺地域に栄えた古代文明。地理的にも特色的にも、先進のオリエントとヨーロッパ文明の中間に位置している。オリエントは、メソポタミアおよびエジプトを中心とする地域で、地中海より東側の地方をさす(とくにトルコ・アラブ)。ミケーネ文明については紀元前30世紀からその始まりが説き起こされ、前26世紀ごろから初期青銅器文化が芽生え、中期青銅器時代を経て(この時期にクレタやミケーネの芸術活動が飛躍的に発展)、紀元前12世紀ごろには滅んだ、と語られる。この地域は地中海型の温暖な気候で、空気が澄み、島影を見失わずに安全に航海ができた。このため先進のオリエントと海上交通で結ばれ、この地からヨーロッパの他の地域よりはるかに早く高度の文化が開けていく。

変化するヨーロッパ

by shidarapress

ウィンストン・チャーチル(Winston Churchill, 1874-1965)とロベール・シューマン仏外相(Robert Schuman,1886-1963)はともに、統合こそが欧州の平和を維持する唯一の道と信じていた。1950年、シューマンは、フランスと西ドイツによる石炭・鉄鋼産業の共同マネジメントという、EUの基盤となる構想を宣言した。

“ヨーロッパは1日にして成らず。それは事実上の結束をまず生み出すという、具体的な実績を積み重ねることによって築かれてゆくものです。”(ロベール・シューマン:欧州統合の構想について)

ヨーロッパは生成変化する、ひとつの生きもの。ヨーロッパ成立のプロセスでは、離合集散をめぐる葛藤がつきもの。さまざまな対立や矛盾も抱えながら、ヨーロッパは未来にむけて自己形成していく。

設樂剛事務所