持続可能な開発

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第3カーブでは《生産のターム》と《生成のターム》を区別する。たとえば「持続可能な」は生成変化のタームである。これは人びとの認識、行動、理想について新たな規準をもたらす用語を言う。だが人は、変われと言われて変わるほど単純なシステムではない。過去の知識と経験が邪魔をする。そこで、従来の認識、行動、理想を規定する用語——生産のターム——が一定の役割を果たす。たとえば「開発」という言葉は、生産のタームのひとつである。このふたつの用語を合成して「持続可能な開発」という言葉が現れた。これは現代世界を変えていく重要な表現である。

たとえばブッシュとストークは、次のように語っている(p.173)。最近の50年間で生成的イメージをもっとも象徴するものの1つとして挙げられるのは、「持続可能な開発」だろう。この言葉が現れるまで、環境活動家と実業界のトップが互いに意見を交わすことはほとんどなかった。

環境保護主義者は、社会的アクティビストとして小規模な団体をつくって活動するばかりで影響力を持たなかった。そして彼らは、すべての実業家は宇宙船地球号を破壊へと導く精神錯乱者だと思っていた。一方、実業家たちは、環境保護主義者が、あらゆる技術的進歩を阻止することで頭がいっぱいの「エコナッツ」(熱狂的な環境保護論者)や「ラッダイト」(技術進歩反対論者)であると考えていた。

ところが、国連のブルントラント・リポートが「持続可能な開発」という言葉を初めて使用すると、変革の波が瞬く間に世界に拡がっていった。ある日を境に、実業家、政治家、そして環境保護主義者が共通のテーマに向き合うことになったのである。

 

 

 

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