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スイスのレマン湖畔にある Clinique La Prairie(クリニック・ラ・プレリー)。短期の滞在で美と健康を回復するという。なにも同クリニックを特別視しているわけではないが、Medical Spas 関連のテクストが、どのような記号で表現されているのか、割に面白く読むことができた。
1.以前、動物・植物・微生物に対して、鉱物との距離は遠いという感想を耳にした。けれども、Spaといえば、鉱物というものが、それなりに身近に感じられるのではないだろうか。2.「スパ spa」とは、鉱物質の物質やガスをふくむ湧き水(鉱泉)を指す。そこから、鉱泉だけでなく、鉱泉地という場所も意味する。3.美と健康を媒介にすれば、「人間と鉱物」の関わりも見えてくる。夏目漱石も、こう言及している。「鉱泉と名のつく以上は、いろいろな成分を含んで居るのだらうが」(『草枕』, spaが舞台)。4.Spaという記号は、保養、養生、治療、回復という記号ともつながっていく。5.Spaは、もともとベルギー東部にある地名(鉱泉保養地)が、16世紀に、今日のような、より一般的な意味として転用された。最後に、Medical Spasとの関連で、いずれ Object-oriented ontology について, と手帳に書き記す。

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