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ふたつ会合が終わり、オリヴィエ・ブロックの『唯物論』Les matérialisme を開く。《直接的(無媒介的)》という表現を書き留める。本書は唯物論史になっており、第1部の方法の問題からはじまって、古代ギリシア・ローマの唯物論、近代の唯物論、今日の唯物論で構成され、最終節で、唯物論の将来が語られる。最終節以降の内容は、近年の「新しい唯物論」によって補填しなければならない。ただし、materialismを、なおも唯物論, 唯物主義と訳す必要はない。
ところで、先だって、オープンIoTについての対話をしていたところ、“intellegent objects”という用語が出てきた。今後、さまざまなobjectsにコンピュターが組み込まれ、それらが知的な振るまいをする。これはB.ラトゥールでいえば「アクター」であり、状況に応じて、intellegent objectsも含めたアクターが、アドホックにネットワークを形成し、創発的に相互協力する分散システム環境が出現するということだ。