Cosmology(コスモロジー)

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夕方、「エミール」で会合。近年、ビジネスマンたちによって、ごく気軽に使われてしまっている「世界観」という言葉から、話題は「 コスモロジー cosmology 」へと移る。

「コスモロジー」の二重の意味について。第一に、コスモロジーとは、ビッグバン以来、宇宙の進化を、物理学や天文学など自然科学的に表現したもの、と考えられている。科学概念としてのコスモロジーである。宇宙論とも訳される。第二に、コスモロジーとは、人間がいだく世界観、自然観、生命観、また生き方の規範を含めたものを言う。文化概念としてのコスモロジーである。「それぞれの民族の持つコスモロジー」などと使われる。世界観や宇宙観と訳される。

ここでは、第二の意味のコスモロジーに照明が当たる。これは現在、世界的な規模で崩壊や喪失の危機に瀕している。しばしば、この状況を評して、“心の空白”、“精神の空白”とも呼ばれる。すでに時代の要請となったコスモロジーの手当、コスモロジーの再建について、いくつかの有力な知見を交換する。

現代の人類を表現するにあたり、「ホモ・デメンス(錯乱する人間)」について話し合う。「コスモロジーの崩壊や喪失は、人間を錯乱させる −making man mad−」と記した後、残り2,3の関連する要点を書き記す。

 

Picture:Beinecke Rare Book and Manuscript Library ⓒ Yale University

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