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今日の企業家の多くは、国家よりも、社会よりも、まず第一に自己の利益に着眼するようになっておりはしまいか。明治初年の企業家に比して、その相違はいかがであろう…。日本の文化は、維新以来50年の間に、長足の進歩をしたとともに、弊害が生じている。なかでも、自己さえよろしければ他人はどうなってもいい、という態度が生まれた。西洋のよいことばかりでなく、悪いほうを模倣して、それが増長してきたのが、我が国今日の状況である。−−− 渋沢栄一

明治維新のはじまり には諸説ある。(1)広義には1830年代の天保期、(2)あるいは1853年(ペリー来航)、(3)1857年(大政奉還)、(4)その翌年1868年など。すると、明治維新から「 維新以来50年間 」とは、1880年代から1903年、あるいは1907, 8年あたりを指す。

1903年(明治36年)フォード設立。ライト兄弟、人類初の動力飛行に成功。夏目漱石、英国留学から帰国。浅草に電気館設立(日本初の常設映画館)。日本鉄道豊島線「池袋 – 田端間」開通( 現 山手線 )。

1907年(明治40年) 寿屋(サントリー)が赤玉ポートワイン販売開始。麒麟麦酒  設立。小学校令改正(義務教育が6年制に)。アンリ・ベルグソン『創造的進化』刊行。

1908年(明治41年)フォード、モデルT 販売開始。GM(ゼネラルモーターズ)創業。水俣村に 日本窒素肥料(株)  設立(商号変更)。