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ふだんこの先の社会構想として、新たな「協働社会」の構想、という話をしているでしょ。その観点からすると、ヨーコ・マツオカさんなんて、ユニークじゃないかな。Forbesの記事を読んでたらさ、彼女がカーネギーメロン大学で教鞭を執っていたとき、リハビリ・ロボットの研究にとりくんでてね。あるときメールが来たんだって。知らない人から。「子どもが交通事故に遭いました。何か造れませんか?」って。そうしたら、学生たちも人助けしたいって、ぞくぞくと参加してきてさ。

脳卒中で手の動きが不自由になった人をサポートするロボットを造ったりしてるんだよね。でもさ、ロボットが支援しすぎちゃうと、リハビリにならないし。ロボットが非力でもリハビリが成立しない。だから、ロボットと人間が、相互に影響し合うコンビネーションが大事で、人間の学習と機械の学習がひとつの円のようにつながるのが大事で……、みたいなことを彼女はいうんだね。

これはさ、人間と機械のコ・ラーニング(共同学習)について語っているんだよ。新たな「協働社会」の構想を実現する上で、“人を助けるテクノロジー”を思い描いていたんだけど、彼女のような人がいてね。ちなみにこの松岡陽子さんは、グーグルの研究機関で「Google X」ってあるじゃない。その共同創設者みたいでね。グーグル創業者のラリー・ペイジと。こういうひとを、グーグルは共同創設者にするじゃない。だからさ、GAFAなんて帝国主義的だ、とか一面的に視点を固定しないでさ、こういう個々のプロジェクトを丹念に見ていかないと見えないものってあるよね。こういうエスプリをもった女性がいるんだもの。

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