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なぜ文芸や政治や映画には批評家・評論家(critic)がいるのに、ビジネスやマーケティングにおけるcriticは少ないのか。どうやら今日の時点において、それが社会のなかの職業として充分定着しているとは言いがたい。仕事やビジネスは、誰しもの日々(にちにち)のできごとに関わっていて、人間の生き方、そして社会や文明の方向に強く影響を与える行為・活動なのだが。

論評(クリティーク)というのは、物事の善悪や価値などを論じることである。Criticはそれを職業とする人をさすが、ここから派生して、自分では手を下さず、ただ意見や批評を述べるだけの人を揶揄していう語にもなった。だが、これは第1カーブにおけるクリティークの定義である。第3カーブ型のCriticは、プロセスの外側にいるどころか、むしろ変化の媒体となり、実践のプロセスに参加・関与する存在として活動するだろう。

note: Business critique