『オデュッセイア』には何が書かれているのか。
重要な論点は、上のリンクを辿ればいいが、
本書の骨格(オデュッセウスの冒険譚)は、以下の通り:
1.オデュッセウスは、帰郷の途中で海神ポセイドンの怒りを買う。
2.このためオデュッセウスは途中さまざまな妨害に遭って、旅を進めることができない。
3.単眼の巨人キュクロプス(Kýklōps)、魔女キルケ(Kirkē)、女神カリュプソ(Kalypsō)、
恐ろしい海の怪物セイレン(Seirēn)などに行く手を阻まれる。
4.嵐に遭遇し、ついには死者の国にまで行かされる。このような困難に直面しながらも、
その都度機転を利かせて切り抜けるオデュッセウスの冒険物語。
実際には10年間つづいたオデュッセウスの遍歴生活が、
41日間の出来事として語られる。
