微生物という媒介者

投稿者: shidarapress

微生物が人間と大地を媒介している。それは地球を舞台とした生命や物質の循環と言ってもいいが、普段は見えにくい関係の網の目でもある。

坂本 ぼくは最近、死んだら土葬にしてもらおうと思っているの。焼かれるのはイヤなんだよね。焼いちゃうと炭素だけになっちゃうから。

村上 うん、微生物に食われたいんだよね。

坂本 食われるというか・・・(微生物による)分解ですね。それが循環、つまり代謝なの。ぼくの身体が土中に入り、身体の中のカルシウムやリンが分解されて、そこからまた新しい草とかが育ってくれればいい。

reference to this page: 21世紀のEV. Café, 2013(初出 エスクァイア日本版, 1998)をもとに編集・作成   note: Googleで設樂剛事務所と検索すると、言葉の微細な力で新たな転換点をつくっている、という一文が出てくる。ここで「微細な」という形容詞を使っているのは、言葉には、さまざまなものを分解する微生物のようなはたらきがあるから/もっと長い時間軸を設定して次のような会話もしている:
坂本 ヒトという種が絶滅しても、哺乳類が全部消滅しても、微生物は残る。
村上 そう。ただ、最後は微生物と言って、それが人間としての思考放棄にならないといいけどね。

 

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