読み継がれる禁書

投稿者: shidarapress

『すばらしい新世界』(1932)が発表されたときの評価は批判的なものが多く、批判的どころか、公立図書館では禁書にされ、一時、オーストラリア政府にも禁書扱いされたほどだった。昭和7年に発表された物語だが、その先進性が称えられることが多く、ディストピア小説の代表格とされる。ただし、この「新世界」の教育観を支えているのは、I.P.パヴロフとJ.B.ワトスン(行動主義心理学の主唱者)だ。第3カーブ・パラダイムでは、そもそも一方向で教え込む「教育」というコンセプトの有効性を問いなおし、むしろ教育から学習への転換、それもCo-learning(ともに学ぶ共同学習)を重視する。