最悪のシナリオ(国際空港編)

投稿者: shidarapress

もしも空港職員がテロリストと結託していたら——。空港当局が想定する最悪のシナリオだ。

当局はかねてから、テロ組織ISIS(自称イスラム国、別名ISIL)などと通じた空港職員が、彼らに協力する可能性を危惧してきた。

昨年11月のパリ同時多発テロ後には、シャルル・ド・ゴール国際空港の特別区域への立入が許可される職員約8万6000人の再審査が行われ、10人以上が許可を取り消された。理由はイスラム主義やテロ関連団体とのつながりだ。

先週(2016年5月16日)、パリ発カイロ行きのエジプト航空機804便が、地中海上で消息を絶った。断定はできないが、テロとの疑いは強まっている。となれば、目下、世界有数の厳戒態勢にあるパリのシャルル・ド・ゴール国際空港でも、テロを未然に防げなかったことになる。

Newsweek, 2016.5.31, p.8

 

設樂剛事務所