福沢諭吉と京都(2)

投稿者: shidarapress

福沢諭吉が、門下生の早矢仕有的とともに京都入りする。三条御幸町の松屋に泊まった。明治5年5月1日、京都府下の学校を視察。6日『京都学校の記』を起草、10日には大阪へ。10日間の京都滞在中、槙村正直が、福沢をたずねに松屋にやってきた。

『福沢諭吉伝』に、こう記されている。

「宿屋の松屋では、先生が泊まられたときの身なりが粗末なのを見て、田舎の客と思い、ろくに待遇もしなかったところ、槙村知事が尋ねてきたのではじめて先生たることを知り、大いに恐縮して、にわかに座敷をかえるなど大騒ぎをした」

 

多田建次『京都集書院』玉川大学出版部, 1998より編集・作成

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