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1753年、メルヒオール・グリムが『文芸通信』を刊行する。その情報内容、そしてヨーロッパの知性史における重要性から「歴史的にもっとも重要な情報誌」(ハイデン=リンシュ)でもあった。1773年まで続くことになるこの情報誌には、パリの文化的出来事や、社交界に関する情報が掲載され、ヨーロッパ中で熱心に読まれた。とりわけパリと啓蒙主義思想に傾倒していた元首たち、エカテリーナ2世、フリードリヒ大王、英国王ジョージ、ポーランドのスタニスワフ2世らは、「精神のヨーロッパ」をおおいに盛り上げたこの情報誌の、じつに熱心な読者たちであった。

設樂剛事務所

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