先々の見透しがわるい時代には、強いリーダー待望論が登場してくるようです。カリスマ待望論といっても構いません。
しかしリーダー待望論の背後には、強いリーダーが閉塞状況を打ち破ってくれるのであって、自分自身は変化の場には関与しないという、いわば当事者回避願望が隠れていることが少なくありません。強いリーダー待望論はやがて、強いリーダーへの依存体質を生み出すとともに、消極的な指示待ち人間の増加、「当事者」の不在、カリスマ頼み、ひいては個人崇拝・神格化の温床に。
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